①「不安は知識だけでは消えない」
看護師として働いていた頃、私は「病気について正しい知識があれば、不安は少し軽くなる」と思っていました。
もちろん、病気を知ることはとても大切です。
知らないことで必要以上に怖くなってしまうこともありますし、正しい知識は治療を受けるうえで大きな支えになります。
でも、自分自身が患者になって初めて気づいたことがありました。
知識があっても、不安は消えない。
検査結果を待つ時間。
治療方針が決まるまでの日々。
診察の日が近づくたびに落ち着かなくなる気持ち。
そして、夜になると「これから先、私はどうなるんだろう」と考えてしまう時間。
患者になった私は、看護師だった頃とはまったく違う景色を見ていました。
むしろ知識があるからこそ、「もし転移していたら…」「この数値にはこんな意味があるかもしれない」と、いろいろな可能性を考えすぎてしまうこともありました。
頭では「今はまだ分からない」と理解していても、心はなかなかついてきません。
不安は、知識だけでなくなるものではありませんでした。
だからこそ私は、不安を無理に消そうとするのではなく、「抱えながら過ごす方法」を少しずつ見つけるようになりました。
家族や信頼できる人に話を聞いてもらう。
ノートに今の気持ちを書き出してみる。
好きな音楽を聴いたり、温かい飲み物を飲んでほっと一息ついたりする。
そんな小さなことでも、心が少し軽くなる日があります。
もし今、不安を抱えている方がいたら、一人で頑張りすぎないでください。
不安になるのは、それだけ真剣に病気と向き合っている証拠です。
あなたの気持ちは決して弱いわけではありません。
🌸あなたは、不安な時、どのように気持ちを整えていますか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます😊
このシリーズでは、元看護師として、そして乳がんステージ4の患者として経験したことや人生の再出発の中で学んだことを、私自身の言葉で綴っています。
同じように悩んでいる方や、一歩踏み出そうとしている方の心に少しでも届いたら嬉しいです💛
また次回の「おかんの学び」でお会いしましょう🌸

