③「大丈夫ですよ」の一言に救われる
看護師として働いていた頃、「大丈夫ですよ」と患者さんへ声をかけることがよくありました。
少しでも安心してもらえたら。
少しでも緊張が和らげばいい。
そんな気持ちで、何気なく伝えていた言葉でした。
でも、自分が患者になって初めて、その一言の重みを知りました。
診察室の前で順番を待つ時間。
検査結果を聞くまでの緊張。
これから始まる治療への不安。
患者になってみると、頭の中では「大丈夫」と思おうとしていても、心は落ち着かず、不安ばかりが大きくなってしまいます。
そんな時、看護師さんが優しく笑顔で「大丈夫ですよ」と声をかけてくれました。
その一言だけで病気が治るわけではありません。
不安がすべて消えるわけでもありません。
それでも、張りつめていた気持ちが少しだけ軽くなり、「一人じゃない」と感じることができました。
看護師として働いていた頃は、患者さんを安心させたいという思いで伝えていた言葉でしたが、患者になった今、その言葉には想像以上の力があることを実感しています。
言葉そのものだけではなく、優しい表情や落ち着いた声、そっと寄り添ってくれる姿勢も含めて、「あなたのことを気にかけています」という気持ちが伝わるからこそ、人は安心できるのかもしれません。
医療は薬や治療だけではありません。
患者は、不安な時間を過ごす中で、誰かの何気ない一言に支えられることがあります。
だから私は、患者になった今だからこそ、「大丈夫ですよ」という言葉の本当の意味を知ることができました。
言葉は短くても、人の心を支えることができます。
この経験を通して、私は改めてその大切さを教えられました。
🌸あなたが今でも心に残っている言葉はありますか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます😊
このシリーズでは、元看護師として、そして乳がんステージ4の患者として経験したことや人生の再出発の中で学んだことを、私自身の言葉で綴っています。
同じように悩んでいる方や、一歩踏み出そうとしている方の心に少しでも届いたら嬉しいです💛
また次回の「おかんの学び」でお会いしましょう🌸

