④「説明を受けても頭に入らない日がある」
看護師として働いていた頃、私は患者さんやご家族へ、治療内容や検査結果をできるだけ分かりやすく説明することを心がけていました。
専門用語を使いすぎていないか。
難しい説明になっていないか。
「きちんと伝わったかな。」
そんなことを考えながら、患者さんと向き合っていたことを今でも覚えています。
でも、自分が患者になって初めて気づいたことがあります。
それは、不安が大きい日は、どんなに丁寧に説明を受けても頭に入らないことがあるということです。
診察室では先生の話を一生懸命聞いているつもりなのに、帰宅してから主人に「先生は何て言ってたの?」と聞かれると、うまく思い出せない。
「ちゃんと聞いていたはずなのに…。」
そんな自分に戸惑ったこともありました。
病気を告げられた直後や、検査結果を待っている時は、不安や緊張で心がいっぱいになります。
その状態では、頭では理解しようとしていても、心が追いついていないのです。
だから私は、大切な説明を受ける時は、メモを取ることや、家族と一緒に話を聞くことの大切さを実感しました。
一度で理解できなくても大丈夫。
聞き返しても大丈夫。
分からないことは何度聞いてもいい。
患者には「分からない」と言う権利があります。
元看護師だった私でさえ、説明が頭に入らない日がありました。
だから、理解できない自分を責める必要はありません。
それほど患者は、大きな不安の中で毎日を過ごしているのです。
もし今、大切な説明を受ける予定があるなら、一人で抱え込まず、周りの人の力も借りながら、自分のペースで向き合ってくださいね。
🌸あなたは緊張した時、内容を忘れてしまった経験はありますか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます😊
このシリーズでは、元看護師として、そして乳がんステージ4の患者として経験したことや人生の再出発の中で学んだことを、私自身の言葉で綴っています。
同じように悩んでいる方や、一歩踏み出そうとしている方の心に少しでも届いたら嬉しいです💛
また次回の「おかんの学び」でお会いしましょう🌸

