元看護師が患者になって知ったこと30選-⑧

⑧医療者の表情はよく見ている

看護師として働いていた頃、私は患者さんに接するとき、笑顔を心がけていました。

でも正直、自分の「表情」が患者さんにどう伝わっているのか、そこまで深く考えたことはありませんでした。

その日の仕事をこなすことに精一杯で、忙しいときには余裕がなくなってしまうこともあったと思います。

そんな私が患者になって気づいたことがあります。

患者は、医療者の表情を本当によく見ています。

先生の表情。
看護師さんの表情。
そして、声のトーンや話し方、ほんの少しの間や視線の動きまで。

言葉では何も言われていないのに、

「今の表情……何か悪いことがあるのかな?」

「先生、何か気になることがあるのかな?」

そんなふうに、不安になってしまうことがあります。

患者にとっては、医療者の何気ない表情ひとつが、大きな意味を持つことがあるんだと実感しました。

もちろん、医療者だって人間です。

いつでも笑顔で、いつでも穏やかにいることは簡単ではありません。

それでも、患者の立場になってみると、穏やかな表情や優しい笑顔が、それだけで安心につながることがよく分かります。

言葉では、

「大丈夫ですよ」

「心配しないでくださいね」

と言われても、そのときの表情や声のトーンが違えば、受け取る側の感じ方も変わります。

逆に、優しい表情で話しかけてもらえるだけで、

「大丈夫なのかもしれない」

「この人に話してもいいんだ」

と、少し心が落ち着くこともあります。

看護師として働いていた頃には、患者さんがこんなにも医療者の表情を見ているなんて、正直そこまで意識していませんでした。

患者になった今だからこそ分かること。

それは、表情もまた、患者を支える大切なコミュニケーションのひとつだということです。

そしてこれは、医療の場だけではないのかもしれません。

家族や友人との会話でも、言葉以上に表情や雰囲気から伝わるものってありますよね。

だから私も、誰かと接するときには、言葉だけではなく「どんな表情で伝えているか」を少し意識してみようと思っています。

看護師だった私が、患者になって初めて気づいたこと。

またひとつ、大切な学びが増えました。

🌸あなたは、誰かの表情や笑顔に安心した経験がありますか?


最後まで読んでいただき、ありがとうございます😊

このシリーズでは、元看護師として、そして乳がんステージ4の患者として経験したことや人生の再出発の中で学んだことを、私自身の言葉で綴っています。

同じように悩んでいる方や、一歩踏み出そうとしている方の心に少しでも届いたら嬉しいです💛

また次回の「おかんの学び」でお会いしましょう🌸


【元看護師が患者になって知ったこと30選】

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